短期大学部家政科食物栄養専攻の2年生が受講している「食品学実験」のひとこまを紹介します。
「食品学実験」では、炭水化物、たんぱく質、ビタミンなど食品に含まれる様々な機能成分の分析方法を勉強しています。授業10回目となる今日は、野菜や果物に含まれるビタミンCの量の測定方法を学びました。だいこん、じゃがいも、いちごなどの食材を班ごとに持ち寄り、実験試料としてそこに含まれるビタミンCの量を測りました。
まずは、先生から説明をしっかり聞きます。
難しいけど、どんどん質問して理解を深めていきます。「なるほど、なるほど」。
それでは実験スタート。
家から持って来ただいこんをすりおろしました。
野菜には食物繊維などがたくさん含まれているので、ろ過で食物繊維などの固形物を除去しました。
大事なサンプルなので、こぼさないように集中して!
固形物をろ過して除いた液を「ろ液」と言い、これが測定用のサンプルになります。
それでは、「ろ液」を専用の実験器具ビュレットに注いで、ここから測定試薬をいれた三角フラスコに、試薬の色が消失するまで滴下しました。
「ろ液」を入れすぎないように、一滴、一滴、慎重に確認しながら滴下します。
測定が無事に終了し、各班で測定したビタミンC の量を発表しました。
だいこん、じゃがいも、いちごを調べ、食材の重量あたりのビタミンC 量 が一番多かったのは、「いちご」でした。
実験の手技や手際を工夫しながら、必要な技術を身に付けます!