学園の特色

「人間守護」の理念、それは、本学独自の家政哲学です。

郡山女子大学と家政学について

本大学は女子大学の中でも有数の伝統ある私学です。昭和41年、東北地方では初めて、生活経営学科、被服学科、食物栄養学科の3学科による家政学部4年制大学を開校しました。

以来、女性はどうあるべきかという課題についての研究に取り組みました。家政学の価値は、家庭内で営まれる衣・食・住を中心としたものから、人間を取り巻くあらゆる環境との関連という大きな命題を背負うことに移ってきました。その流れの中で本学独自の家政哲学として「人間守護」の理念をもって家政学の独自性、方法論をまとめ、「学」としての家政学を樹立しました。哲学的基盤をもった新しい家政学の誕生です。

昭和61年、家政学の総合化と専門化を図るため、家政学部を「人間生活学科」と「食物栄養学科」に改組し、家政学の二方向を擁した学部構成としました。「人間生活」を科名にしたのは本学が日本で初めてです。

人間生活学科は生活重視、生活優先の時代に即した生活福祉、生活経営、生活情報、住生活、衣生活、食生活、人間環境、建築デザイン等々を学びます。
一方、食物栄養学科は、食物栄養学専攻を充実・拡大して管理栄養士の養成機関としての役割をもたせました。本学科は昭和42年に国から最初に指定を受けた養成施設の一つで、実績を積み重ねています。ちなみに平成24年度調査では全国で130大学、東北地方では本学を含めて8大学が指定を受けています。

短期大学部について

短期大学部は昭和25年、日本に短期大学が初めて設立された時、郡山女子短期大学として認可を受け、全国173校の一つとして発足しました。

家政科に始まり、後に生活芸術科、保育科(現・幼児教育学科)、音楽科が加わり、さらに、昭和56年には全国でただ一つの文化学科を新設しました。大学との連携を深めながら、平成12年4月には専攻科(文化学専攻)を開設し学ぶ環境の拡充を図りました。

2年という短い期間の中であってもより高い知識と優れた技術を修得することはもちろんのこと、広い教養を身につけた卒業生を社会に送り出しています。福島県内の幼児教育や栄養士関連に働く人のほとんどは本学の卒業生という実績が、社会の要求と研究の成果といえましょう。

そして短期大学部には、修得した単位によって郡山女子大学家政学部該当科の3年に編入できる「編入学制度」があり高い教育と研究の修得を目指す進学者も数多くおります。

大学院について

大学院について郡山女子大学は平成4年4月、大学院を開設しました。人間生活学研究科人間生活学専攻(修士課程)において人間生活学に関するスペシャリストの養成に努めました。昼夜開講制度を設け社会人への門戸も開き、さらに平成8年4月には家政学を究める博士(後期)課程を設置しました。本学独自の家政学を軸にした博士課程は全国でも例がなく、開学以来「人間守護」の哲学的基盤を持った新しい方針を守り徹し、家政学を世に広めてきた実績が認められたものです。

平成14年度には論文審査をパスした5名に日本で初めての家政学博士の学位が授与されました。さらに、平成16年度に1名、平成20年度に2名、平成22年度には1名に授与されています。

知識を高め、教養を深められる環境。そして、学生を支援する数々のシステム。

芸術文化教育

文化や芸術に触れる機会をつくろうと創立以来続けているのが、「芸術鑑賞講座」と「教養講座」です。日本や世界で活躍している一流の方々、団体をお招きしての音楽会。伝統芸能、演劇、美術展はこれまでのべ180回を超え、学識者による講演会は100回以上を数えます。偏差値だけでは「知」は育ちません。感動と知識を融合させる「感性の教育」があってこそ美しい女性が育ちます。「感性の庭に知の花が咲く」のです。

アドバイザー制

本学ならではの制度です。各学科30名ほどのグループに1~2名の助言教師(アドバイザー)がつきます。入学から卒業までの間、研究や学生生活、就職活動へのアドバイスを行っています。また、問題解決へ真剣に取り組み、一緒になって考えます。学生相談室もあり「こころ」のケアも行っています。

リーダー輪番制

各学科により、リーダーとメンバーの役割を体験する集会の輪番制があります。教授との連携を図り「週一回の集会」をもって、討議や会議の進行の実際を学んでいます。

単位互換制度

大学にいて短大の科目、短大にいて大学の科目、学園内に設置されている放送大学の科目、郡山市内の日本大学工学部の科目、そして福島県内にある16の大学と短大での単位互換ができます。広く自分を創ることができます。

科目等履修生制度

各学科は科目等履修生の制度を設け、広く一般の女性に勉学の機会を提供しています。科目等履修生の課程で履修した単位は、教員免許を得るための単位として認定されるので、新たに免許状を取得する場合、あるいは他教科の免許状を取得する場合などに広く活用されています。

タブレット端末の無償貸与

タブレット端末の無償貸与情報化時代に対応して、大学の学生から順次タブレット端末になり、薄く軽く持ち歩きやすくなります。入学と同時にパソコン研修会があり、“マイパソコン”に慣れてもらい、常時携帯することで有効に活用できます。学内に網羅されている学内LANに接続することでインターネットでの資料閲覧や検索が可能になっています。また、使用方法で困った時は、「サポートルーム」に常駐するインストラクターに相談すると丁寧に教えてもらえます。力強い味方が側にいることで安心して操作できます。

授業支援システム

大学と短大では、学生生活を支援する“新たな学生窓口”として『授業支援システム』を構築し、パソコンを通じて学生、教員、事務局がお互いに情報を共有する機能を拡充しました。

このシステムを活用することで学生はあらゆる学習資源を享受することが可能で、容易にシラバス情報の閲覧ができます。また、必要な情報(授業内容変更、休講のお知らせ)等をタイムリーに閲覧することもできます。さらに授業連絡、レポート提出、授業の質問も可能で、教員とのコミュニケーションが強化されます。

一方、教員もあらゆる学習資源の提供ができ、シラバス機能のレベルアップで、より充実した内容となりました。事務局でも、各種連絡の提示を学科別、学年別に一斉に流すことが可能になりました。特に就職部ではリアルタイムで求人情報を提供することで、就職活動の支援強化が図れます。

制服から自由服へ

学生らしい端正で清楚なイメージの制服で、経済性にもかなった若々しい制服です。そして、学園生活の中では、言葉遣い、態度、礼儀作法にも学生、教員同士が心を配っています。
※平成27年度入学生より制服を改め、自由服への移行が始まります。

生涯学習講座

大学を卒業してもう一度学びたい人、家庭の主婦で学ぶ機会を求めている人のニーズに応えて“感性を磨き自分を向上させたい”という女性のための「生涯学習講座」を開講し、29年間続けています。大学と短大の公開授業30講座から希望の講座を選び、学生と同じ机で学びます。受講した多くの女性が自己形成に役立たせています。