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【生活科学科 教員インタビュー】第3回 山本裕詞先生

2025.09.30ニュース学内ブログ家政学部 生活科学科社会福祉専攻建築デザイン専攻

  生活科学科には、様々な専門知識や経験を持った教員が多数在籍しています!そんな先生方のことをもっと知っていただく【生活科学科 教員インタビュー】シリーズ。
  本シリーズ3回目にご紹介するのは、教育行政や教育制度をご専門とする山本裕詞先生です。


Q1. 先生のご専門分野・研究内容について教えてください。
  教育行政や教育制度の研究をしています。一人一人に適した学びができる社会を、法制度、学校運営、教育内容、教育理論等の視点から明らかにしたいと思っています。

Q2. 先生が担当されている主な科目について教えてください。
  教育原理、教職論、教育課程論、生徒指導論、進路指導論など、学校の教員免許状を取得する為に必要な科目を担当しています。例えば、教職論では、教師の職場である学校教育誕生の歴史的経緯や、今日の法制度上の位置付けを学ぶことで、教師にとって必要な知識を踏まえた上で、それを広い視野から問い直す力も重視しています。


Q3. 先生が教育行政・制度を研究するようになったきっかけは何ですか。
  私は、ホテルで働く調理師として社会人を始めましたが、新人調理師を育成する立場になった際に、教えることの難しさと自らの未熟さを自覚したことをきっかけとして、教育学を学ぼうと思いました。
  大学で教育学を学んだ後、公立、私立の教師を経て、不登校や学習障がいのある子どものフリースクールで勤めた時に、子どもの生き辛さを克服する社会が必要と考え、教育行政・制度の研究をするようになりました。

Q4. 先生ご自身の大学時代で、一番印象に残っている授業は何ですか。
  教育学の講義。授業内容そのものは、あまり記憶しておりませんが、教育制度や政策の背後にある社会的な力に対する「怒り」を講師から感じました。自分も何かしなければと、仲間を募って読書会をつくり、その講師にも参加して頂き、批判精神を磨いたことが印象に残っています。


Q5. 先生の研究室の卒業研究テーマについて教えてください。
  研究室でのテーマが決まっているわけではないのですが、学校教育や教育と福祉の双方が問題となる領域、校則や生徒指導と自律の関係など、教育に関わる何らかの現状を踏まえた上で、批判的な見地から改善方向を探る学生が多いです。

Q6. 今、進路を考えている高校生にメッセージをお願いします!
  今を大切にしてください。日々の何気ない家族や友人との生活の中に、人生の可能性があります。あとは、本を読みましょう。書き手との対話の中で、新たな自分の発見があります。


  山本先生、貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました!

  なお、生活科学科Instagramでは、山本先生の素顔に迫った質問もしていますので、ぜひチェックしてくださいね♪

  2025年度 学科 No.3

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