大学院 人間生活学研究科
新しい時代には、新しい学問が要求されます。
「人間守護」の理念を中心に、人間生活について
総合的かつ専門的に学びます。
本大学院は家政哲学をベースに「人間守護」の理念に基づいた家政学の原理論を、実践を通して究めることを目的として開設されました。
修士課程に2年以上在学し、30単位以上を修得し、修士論文の審査及び最終試験に合格した方は修了証書及び修士(家政学)の学位が授与されます。
博士課程は5年(修士課程修了者は3年)以上在学し42単位(修士課程修了者は修得30単位を含む)以上を修得し、必要な研究指導を受けた上、博士論文の審査及び最終試験に合格した方に修了証書及び博士
(家政学)の学位が授与されます。
学びのポイント
家政哲学による「人間守護」
の理念を基に、新しい時代の
人間の生活の充実発展に寄与す
ることを目的としています。人間の生活に関する総合的な
学問研究をはかり、広く清新な
学識と研究能力をもった
研究者並びに高度な
専門職業人を養成します。本大学家政学部生活科学科
及び、食物栄養学科と連携した
カリキュラムで、生活・
福祉・建築・食物について
専門性の高い研究を行います。- 学科紹介ムービー
Interview
在学生インタビュー

人間生活学研究科 人間生活学専攻1年生 高橋 真里さん
郡山女子大学家政学部生活科学科建築デザインコース(現・建築デザイン専攻)出身
- 大学生の頃のわたし
- 本学で建築について学びましたが、信頼できる素晴らしい先生方と出会えことで、安心して勉強に集中することができました。大学院には、その先生方のもとでもっと学びたい、本学の特徴である家政学と人間生活学的視点の建築をさらに追求したいと進みました。
- いまのわたし
-
O.F.ボルノーの思想に触発され、モチベーションアップ!研究を進めていく後押しにも。
専攻の建築や関連分野について、より深く学修していますが、その中で特に刺激を受けた教えがあります。家政学原論の授業でO.F.ボルノーの思想に触れ、「住まう」ことを哲学的に学びました。これまで哲学という概念で建築を捉えたことはなかったので、研究を進めていくうえでも、とても触発されました。
- これからのビジョン
-
大学教員になりたい!
修了後は、大学教員として学生指導や研究に邁進したいです。また、地域社会に貢献できるように、その研究を継続していきたいと思っています。
取得できる資格・免許
- ■中学校及び高等学校専修免許状(家庭)
- 既に中学校及び高等学校一種免許(家庭)を取得している者は「生活学系」及び「生活科学系」の科目の中から24単位以上修得することにより、中学校及び高等学校専修免許(家庭)を取得することができます。
目標とする職業
専修免許状(家庭)をもつ中学校及び高等学校教員 高度な専門知識を有する、管理栄養士、社会福祉士・介護福祉士、一級・二級建築士
消費者及び生活者の視点を重視する社員及び公務員 大学等における家政学原論及び家政学の研究者及び担当者
授業の一部をご紹介します。
人間生活学研究科
- 健康生活特論
-
疫学的手法から集団の健康を考える。
新型コロナウイルス流行の初期段階では、疫学的手法が多用されました。集団(日本全体、都道府県)の感染状況を把握しなければ予防対策は立てられません。感染症の広がりを調べるときに重要なのが疫学的考え方です。特論では疫学と健康について学びます。
- 生活経済学特論
-
経済学が生活と密接に結び付いた学問であることを学ぶ。
経済学において、より生活と密接につながっている分野について学修します。具体的には一家庭の経済生活である家計経済の最近の傾向・今後の動き、更にはライフサイクルの変化とライフステージ毎にかかる費用について採り上げ、考究を深めます。
- 科学的住生活特論
-
住生活における科学的分析法や住宅の方向性を学ぶ。
これからの住生活は家政学のみならず、工学や心理学等の学問と有機的に連携しながら向上させていく必要があることから、本講義は多くの学術論文や著書を分析しながら、住まいに求められる普遍性と地方性について追究します。
- 科学的食生活特論
-
科学的側面から、現代の食生活に与える功と罪を学ぶ。
「食」に関する研究論文や最新情報、および英文で日本の食文化を読み解くことにより、科学的側面から「現代の食生活に与える功と罪」について議論するとともに、日本人の食生活の特徴的な事柄について海外に伝える力を養います。
- 人間生体特論
-
人間は食の変化によって進化したことを学ぶ。
ヒトの一生は発生、成長、老化を経て終わります。この過程を人類の祖先や他の動物と比較すると、ヒトの進化と退化、そして未来の形態と機能が見えてきます。現代人は食と生活習慣の変化により進化したことを学びます。
[専門科目] ※抜粋
- 人間学系Ⅰ・Ⅱ
- 哲学的人間学特論Ⅰ
教育学的人間学特論
健康生活特論Ⅰ
人間生体特論Ⅰ - 生活学系
- 家政学原論Ⅰ
生活学原論
生活文化史特論Ⅰ
生活文化史特論Ⅱ
生活経営学特論
教育政策科学特論
社会福祉学特論
地域福祉特論
社会福祉方法論
(ソーシャルワーク方 法論)
高齢者福祉特論
児童福祉特論
障碍者福祉特論
介護福祉特論
介護方法論
- 生活科学系
- 科学的衣生活特論
科学的衣生活演習
科学的衣生活実験
科学的食生活特論
科学的食生活演習
科学的食生活実験
食品衛生学特論
調理科学特論
臨床栄養学特論
公衆栄養学特論
栄養教育特論
生活統計学演習
食物栄養学特別講義Ⅰ
食物栄養学特別講義Ⅱ
科学的住生活特論
科学的住生活演習
科学的住生活実験
生活環境特論Ⅰ
生活環境実験
建築設計演習Ⅰ
建築設計演習Ⅱ
建築設計特論
建築計画特論
建築生産計画特論
建築構造計画特論
建築材料特論
実務実習Ⅰ
(インターンシップ)
実務実習Ⅱ
(インターンシップ)
■博士課程
- 人間学系Ⅰ・Ⅱ
- 哲学的人間学特論Ⅱ
人間生体学特論Ⅱ
健康生活特別研究
健康生活特論Ⅱ
- 生活科学系
- 食物栄養学特別研究
食物栄養学特論
空間環境計画学特別研究
空間環境計画特論
- 生活学系
- 家政学原論特別研究
家政学言論特論
社会福祉学特別研究
社会福祉学特論
家族関係学特論
生活経営学特論
生活行為特論
生活技術特論
生活情報特論
高齢社会特論
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