大学院 人間生活学研究科
新しい時代には、新しい学問が要求されます。
「人間守護」の理念を中心に、人間生活について
総合的かつ専門的に学びます。
郡山女子大学は平成4年4月、大学院を開設しました。人間生活学研究科人間生活学専攻(修士課程)において人間生活学に関するスペシャリストの養成に努めています。
昼夜開講制度を設け社会人への門戸も開き、さらに平成8年4月には家政学を究める博士(後期)課程を設置しました。本学独自の家政学を軸にした博士課程は全国でも例がなく、開学以来「人間守護」の哲学的理念を持った独創的な、家政学を世に広めてきた実績が認められたものです。
平成14年度には論文審査をパスした5名に日本で初めての家政学博士の学位が授与されました。さらに、平成16年度に1名、平成20年度に2名、平成22年度に1名、平成24年度には1名に授与されています。
学びのポイント
家政哲学による「人間守護」
の理念を基に、新しい時代の
人間の生活の充実発展に寄与す
ることを目的としています。人間の生活に関する総合的な
学問研究をはかり、広く清新な
学識と研究能力をもった
研究者並びに高度な
専門職業人を養成します。本大学家政学部人間生活学科
及び、食物栄養学科と連携した
カリキュラムで、生活・
福祉・建築・食物について
専門性の高い研究を行います。- 学科紹介ムービー
Interview
在学生インタビュー

広く深く専門性を高めて
恩師のような家庭科教員に。
人間生活学研究科人間生活学専攻2年
佐々木 瞳さん
郡山女子大学食物栄養学科出身
千葉学園高校出身(青森県)
広く深く専門性を高めて恩師のような家庭科教員に。
大学院に進むきっかけは、大学時の就職活動先で「本当にやりたいことは?」と聞かれたことでした。管理栄養士の資格を活かせる職に就こうとしていたのですが、自分がやりたいことを真剣に考えてみると、それは高校時代の恩師のような家庭科教員だと気づきました。
大学では学ぶ機会がなかった哲学や建築、被服などの科目があり、広く深く専門性を高めていく研究科の授業は興味が尽きません。卒業後は高校の家庭科教員として働き、地域に根ざした教育をしたいと考えています。
取得できる資格・免許
- ■中学校及び高等学校専修免許状(家庭)
- 既に中学校及び高等学校一種免許(家庭)を取得している者は「生活学系」及び「生活科学系」の科目の中から24単位以上修得することにより、中学校及び高等学校専修免許(家庭)を取得することができます。
目標とする職業
専修免許状(家庭)をもつ中学校及び高等学校教員 高度な専門知識を有する、管理栄養士、社会福祉士・介護福祉士、一級・二級建築士
消費者及び生活者の視点を重視する社員及び公務員 大学等における家政学原論及び家政学の研究者及び担当者
授業の一部をご紹介します。
人間生活学研究科
- 家政学原論I
-
家政学原論I本学家政学の理念である「人間守護」を学ぶ。
人間生活学の拠りどころである家庭・家族の本質的意味を捉えた家政哲学を中心として、人間守護の家政学原論の展開を図ります。併せて、家政哲学の背景にある、O.F.ボルノーの家の哲学、家政哲学の中心概念である「人間守護」について講じます。
- 科学的衣生活演習
-
衣生活の課題分析を通し研究手法を学ぶ。
科学的衣生活演習では、学術研究論文などの分析を通して衣生活の抱える問題点や課題の抽出をおこない、衣生活がこれからの生活の中で果たす役割などについて追究しながら、衣生活分野の理解と研究遂行能力の育成を目指します。
- 科学的住生活特論
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住生活における科学的分析法や住宅の方向性を学ぶ。
これからの住生活は家政学のみならず、工学や心理学等の学問と有機的に連携しながら向上させていく必要があることから、本講義は多くの学術論文や著書を分析しながら、住まいに求められる普遍性と地方性について追究します。
- 科学的食生活特論
-
科学的側面から現代の食生活に与える功と罪を学ぶ。
「食」に関する研究論文や最新情報、および英文で日本の食文化を読み解くことにより、科学的側面から「現代の食生活に与える功と罪」について議論するとともに、日本人の食生活の特徴的な事柄について海外に伝える力を養います。
- 人間生体特論
-
人間は食の変化によって進化したことを学ぶ。
ヒトの一生は発生、成長、老化を経て終わります。この過程を人類の祖先や他の動物と比較すると、ヒトの進化と退化、そして未来の形態と機能が見えてきます。現代人は食と生活習慣の変化により進化したことを学びます。
[専門科目] ※抜粋
- 人間学系Ⅰ・Ⅱ
- 哲学的人間学特論Ⅰ
教育学的人間学特論
健康生活特論Ⅰ
人間生体特論Ⅰ - 生活学系
- 家政学原論Ⅰ
生活学原論
生活文化史特論Ⅰ
生活文化史特論Ⅱ
生活経営学特論
教育政策科学特論
社会福祉学特論
地域福祉特論
社会福祉方法論
(ソーシャルワーク方 法論)
高齢者福祉特論
児童福祉特論
障碍者福祉特論
介護福祉特論
介護方法論
- 生活科学系
- 科学的衣生活特論
科学的衣生活演習
科学的衣生活実験
科学的食生活特論
科学的食生活演習
科学的食生活実験
食品衛生学特論
調理科学特論
臨床栄養学特論
公衆栄養学特論
栄養教育特論
生活統計学演習
食物栄養学特別講義Ⅰ
食物栄養学特別講義Ⅱ
科学的住生活特論
科学的住生活演習
科学的住生活実験
生活環境特論Ⅰ
生活環境実験
建築設計演習Ⅰ
建築設計演習Ⅱ
建築設計特論
建築計画特論
建築生産計画特論
建築構造計画特論
建築材料特論
実務実習Ⅰ
(インターンシップ)
実務実習Ⅱ
(インターンシップ)
■博士課程
- 人間学系Ⅰ・Ⅱ
- 哲学的人間学特論Ⅱ
人間生体学特論Ⅱ
健康生活特別研究
健康生活特論Ⅱ
- 生活科学系
- 食物栄養学特別研究
食物栄養学特論
空間環境計画学特別研究
空間環境計画特論
- 生活学系
- 家政学原論特別研究
家政学言論特論
社会福祉学特別研究
社会福祉学特論
家族関係学特論
生活経営学特論
生活行為特論
生活技術特論
生活情報特論
高齢社会特論
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