Graduate School

大学院 人間生活学研究科

新しい時代には、新しい学問が要求されます。
「人間守護」の理念を中心に、人間生活について
総合的かつ専門的に学びます。

本大学院は家政哲学をベースに「人間守護」の理念に基づいた家政学の原理論を、実践を通して究めることを目的として開設されました。
修士課程に2年以上在学し、30単位以上を修得し、修士論文の審査及び最終試験に合格した方は修了証書及び修士(家政学)の学位が授与されます。
博士課程は5年(修士課程修了者は3年)以上在学し42単位(修士課程修了者は修得30単位を含む)以上を修得し、必要な研究指導を受けた上、博士論文の審査及び最終試験に合格した方に修了証書及び博士 (家政学)の学位が授与されます。

学びのポイント

  • 家政哲学による「人間守護」
    の理念を基に、新しい時代の
    人間の生活の充実発展に寄与す
    ることを目的としています。

  • 人間の生活に関する総合的な
    学問研究をはかり、広く清新な
    学識と研究能力をもった
    研究者並びに高度な
    専門職業人を養成します。

  • 本大学家政学部生活科学科
    及び、食物栄養学科と連携した
    カリキュラムで、生活・
    福祉・建築・食物について
    専門性の高い研究を行います。

  • 学科紹介ムービー

学位の取得

本大学院は家政哲学をベースに「人間守護」の理念に基づいた家政学の原理論を、実践を通して究めることを目的として開設されました。修士課程に2年以上在学し、30単位以上を修得し、修士論文の審査及び最終試験に合格した方は修了証書及び修士(家政学)の学位が授与されます。
博士課程は5年(修士課程修了者は3年)以上在学し42単位(修士課程修了者は修得30単位を含む)以上を修得し、必要な研究指導を受けた上、博士論文の審査及び最終試験に合格した方に修了証書及び博士 (家政学)の学位が授与されます。

博士(家政学)号を授与された論文
  • 人間形成における家庭教育の本質としての対話に関する研究
  • 高等学校家庭『家庭一般』の「家族と家庭生活」領域に関する研究
    ~家政学における人間守護理念を中核として~
  • 人間の健康と活性酸素・フリーラジカル(こげから生ずる活性酸素)
  • 女性の労働に関する人間生活学的研究
    ~オーストラリア原住民アボリジニの生活内容と比較して~
  • 人間の生活における自然に対する感受性について
    ~宗教的な観点を中心とした、日本人と欧米人の比較研究~
  • 水質汚濁と微生物生態について ~尾瀬沼・猪苗代湖の水環境~
  • 伝統発酵食品に関する食文化的、食品衛生学的および微生物学的研究
  • 再考:料理と健康~食物の摂取方法の再検討と新しい抗酸化食品の探索~
  • 赤ワインポリフェノール類の醸造特性と抗酸化能に関する研究
    ~ワインと人間生活との関わりの歴史的背景を踏まえて~
  • 公共建築における木材利用と木育に関する研究
    ~福島県の木材利用活性化を目指した基礎的調査~
  • 地域生活者の栄養教育ツールの考案
    ~精神疾患患者と若年女性を対象として~

Interview

2年次
在学生インタビュー

人間生活学研究科 人間生活学専攻修士課程 2年生
郡山女子大学家政学部 生活科学科 建築デザインコース出身

大学生の頃のわたし
大学4年間を過ごす中で、もっと自分を見つめる時間が必要だと感じ、大学院に進学しました。興味を持つと没頭するタイプで、設計や模型制作には時間を忘れて取り組んでいました。ペース配分を考えながら進めることが少し苦手で無理をしてしまうこともありました。
現在のわたし

家政学は、人々に関わる あらゆる側面を考える学問。
自由な発想で、生活や環境に 貢献する方法を探求したい。

高校で食について学び、大学では建築に関する学びを追求しました。そして、現在はこれらの異なる分野を統合する家政学に焦点を当てて研究しています。学び進めていく中で、各分野が互いに関連し合っていることに気づき、家政学は人々に関わるあらゆる側面を総合的に考える学問であると、広い視点を持って考えることができるようになりました。
この、異なる分野を結びつける家政学のアプローチを通して、ジャンルや枠組みにとらわれない自由な発想で、人々の生活と環境の向上に貢献する方法を探求したいと考えています。

取得できる資格・免許

■中学校及び高等学校専修免許状(家庭)
既に中学校及び高等学校一種免許(家庭)を取得している者は「生活学系」及び「生活科学系」の科目の中から24単位以上修得することにより、中学校及び高等学校専修免許(家庭)を取得することができます。

目標とする職業

専修免許状(家庭)をもつ中学校及び高等学校教員 高度な専門知識を有する、管理栄養士、社会福祉士・介護福祉士、一級・二級建築士
消費者及び生活者の視点を重視する社員及び公務員 大学等における家政学原論及び家政学の研究者及び担当者

授業の一部をご紹介します。

人間生活学研究科

健康生活特論
  • 疫学的手法から集団の健康を考える。

    新型コロナウイルス流行の初期段階では、疫学的手法が多用されました。集団(日本全体、都道府県)の感染状況を把握しなければ予防対策は立てられません。感染症の広がりを調べるときに重要なのが疫学的考え方です。特論では疫学と健康について学びます。
  • 家政学原論I
生活経済学特論
  • 経済学が生活と密接に結び付いた学問であることを学ぶ。

    経済学において、より生活と密接につながっている分野について学修します。具体的には一家庭の経済生活である家計経済の最近の傾向・今後の動き、更にはライフサイクルの変化とライフステージ毎にかかる費用について採り上げ、考究を深めます。
  • 科学的住生活特論
科学的住生活特論
  • 住生活における科学的分析法や住宅の方向性を学ぶ。

    これからの住生活は家政学のみならず、工学や心理学等の学問と有機的に連携しながら向上させていく必要があることから、本講義は多くの学術論文や著書を分析しながら、住まいに求められる普遍性と地方性について追究します。
  • 生活環境特論
科学的食生活特論
  • 科学的側面から、現代の食生活に与える功と罪を学ぶ。

    「食」に関する研究論文や最新情報、および英文で日本の食文化を読み解くことにより、科学的側面から「現代の食生活に与える功と罪」について議論するとともに、日本人の食生活の特徴的な事柄について海外に伝える力を養います。
  • 科学的食生活特論
人間生体特論
  • 人間は食の変化によって進化したことを学ぶ。

    ヒトの一生は発生、成長、老化を経て終わります。この過程を人類の祖先や他の動物と比較すると、ヒトの進化と退化、そして未来の形態と機能が見えてきます。現代人は食と生活習慣の変化により進化したことを学びます。
  • 人間生体特論

[専門科目] ※抜粋

人間学系Ⅰ・Ⅱ
哲学的人間学特論Ⅰ
教育学的人間学特論
健康生活特論Ⅰ
人間生体特論Ⅰ
生活学系
家政学原論Ⅰ
生活学原論
生活文化史特論Ⅰ
生活文化史特論Ⅱ
生活経営学特論
教育政策科学特論
社会福祉学特論
地域福祉特論
社会福祉方法論
(ソーシャルワーク方 法論)
高齢者福祉特論
児童福祉特論
障碍者福祉特論
介護福祉特論
介護方法論
生活科学系
科学的衣生活特論
科学的衣生活演習
科学的衣生活実験
科学的食生活特論
科学的食生活演習
科学的食生活実験
食品衛生学特論
調理科学特論
臨床栄養学特論
公衆栄養学特論
栄養教育特論
生活統計学演習
食物栄養学特別講義Ⅰ
食物栄養学特別講義Ⅱ
科学的住生活特論
科学的住生活演習
科学的住生活実験
生活環境特論Ⅰ
生活環境実験
建築設計演習Ⅰ
建築設計演習Ⅱ
建築設計特論
建築計画特論
建築生産計画特論
建築構造計画特論
建築材料特論
実務実習Ⅰ
(インターンシップ)
実務実習Ⅱ
(インターンシップ)

■博士課程

人間学系Ⅰ・Ⅱ
哲学的人間学特論Ⅱ
人間生体学特論Ⅱ
健康生活特別研究
健康生活特論Ⅱ
生活科学系
食物栄養学特別研究
食物栄養学特論
空間環境計画学特別研究
空間環境計画特論
生活学系
家政学原論特別研究
家政学言論特論
社会福祉学特別研究
社会福祉学特論
家族関係学特論
生活経営学特論
生活行為特論
生活技術特論
生活情報特論
高齢社会特論
OG Interview社会で輝く先輩たち
  • 社会で輝く先輩たち

    人間生活学科
    福祉コース卒業

  • 社会で輝く先輩たち

    人間生活学科
    建築デザインコース卒業

  • 社会で輝く先輩たち

    家政学部
    食物栄養学科卒業

  • 社会で輝く先輩たち

    家政科
    食物栄養専攻卒業

  • 社会で輝く先輩たち

    幼児教育学科
    幼児教育コース卒業

  • 社会で輝く先輩たち

    幼児教育学科
    チャイルド・ミュージックコースコース卒業

  • 社会で輝く先輩たち

    地域創成学科卒業

  • 社会で輝く先輩たち

    文化学専攻卒業

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