専攻科 文化学専攻[特例適用専攻科]
学位(文学)を取得するために
課題解決型の学修を展開し、
体系的で創造的な歴史学研究を行います。
専攻科文化学専攻は、2000年(平成12年)に「認定専攻科」として設立されました。
2年間の学修・単位取得後に最終試験を受け合格すると学士(文学)の学位が得られます。また、平成26年度入学生より、文化学科からの体系的な学びと学修総まとめ科目を履修・単位取得することで同様の学位が得られる「適用専攻科」としても認定されました。
いずれの場合も短期大学部からの単位の積み上げとなっており、専攻科において学修の深化、体系化し、創造的な歴史学研究を行います。歴史学研究は、問題解決能力を培い修得できる内容となっています。
専攻科を目指す学生に求められるのは、歴史学研究の課題が現実社会とかかわり、現実社会がかかえる問題を多様な歴史学的方法で解決しようとする意志です。
体系的なカリキュラムと学修成果の達成により、広い専門職への扉を開くことになります。
学びのポイント
歴史や文化を体系的に学び、
豊かな人間性を培い、
幅広く多様な
教養を身につけます。短期大学部で学んだ
専門的知識を深化させ、
創造的な学問成果を
構築します。歴史や文化についての
専門知識によって
現実の諸問題を解決できる
人物を育成します。- 学科紹介ムービー
2年間の学びの流れ
Interview
在学生インタビュー

専攻科文化学専攻1年生
- 短大1・2年生の頃のわたし
- 何事も地道に進めるタイプで、地域創成学科でも多くの資格取得を目指してコツコツ勉強していましたが、人前で自分の意見を発表することは苦手でした。専攻科には、歴史についてさらに深く学び、学芸員の資格を取得したいと思い進学しました。
- 現在のわたし
-
学生同士で意見を交わす機会が増え、より主体的に考えるように。プレゼンにも自信がつきました。
少人数で専門分野を学ぶ授業を通して、学びをもとに学生同士で意見を交わす機会が増え、「自分は?」と主体的に考えるようになりました。自分の意見が明確になることで、プレゼンテーションにも自信がつき、人前での発言や発表が苦にならなくなりました。今は授業内容が濃密になり多くの資料を読むようになりました。なるべく正確な情報を得るために図書館に通い、文献調査をしています。
- これからのビジョン
-
地域の歴史と文化を守り伝えていける存在に。
学芸員の資格を取得し、歴史・文化関連の仕事に就きたいと考えています。その仕事を通して、地域の歴史と文化を守り伝えていける存在になりたいです。
在学生インタビュー

専攻科文化学専攻2年生
- 専攻科1年生の頃のわたし
- 地域創成学科在学中に興味を持った日本史をさらに深く学びたくなり、学士と学芸員の資格取得も目指して専攻科に進みました。古代から連綿と続く歴史はとても壮大で、もっと知りたい!という強い思いで授業に臨んでいました。
- 現在のわたし
-
専門知識を習得していく中で「興味」が「研究対象」へ。
より専門性が増す2年次の授業も、知識欲が刺激されるものばかりです。その中で特に日本女性史を研究したくなり、今は先生の指導を受けながら研究成果を論文にまとめています。
古文書解読も謎解き感覚で。
苦労しているのは、歴史研究に必須の古文書を読むことです。学生全員がそうなので、授業前にみんなで予習することに。謎解きをする感覚で、ワイワイ楽しみながら取り組んでいます。
- これからのビジョン
-
域社会に貢献できる公務員になりたい。
卒業後は公務員として働きたいので、公務員講座にも参加しています。将来は本学で深めた学びを活かし、社会や地域に貢献したいと考えています。
取得できる資格・免許
- ■学位(文学)(大学評価・学位授与機構)
- 決められた必要な単位を修得し、さらに学位授与機構に提出する学修成果、そして小論文の審査に合格すると4年制大学の文学部卒業と同じ文学士の学位を取得できます。
- ■学芸員(任用資格)
- 短期大学で取得した学芸員補の資格の「補」がなくなり、4年制大学で取得する学芸員と同じ資格を取得できます。
目標とする職業
学校や公共施設の図書館司書 美術館や博物館の学芸員 公務員
一般事務(銀行員・医療事務など) サービス業(販売員など)
授業の一部をご紹介します。
専攻科 文化学専攻
- Q専攻科へ進学するためにどのような準備が必要ですか?
- A本学科は、歴史・文化を専攻分野としているため、歴史・文化に十分な関心を持つこと、また短期大学で開講されている歴史・文化分野の単位を充分に取得することが必要です。短大1年次から計画的に学修することをお勧めします。
- Q専攻科に進学すると、どんなメリットがありますか。
- A短大卒では学芸員補の資格が取得できますが、専攻科で学士(文学)の学位を取得することで、「学芸員」資格が取得できます。博物館で学芸員として働くことができます。 また、学士(文学)を取得することで、「大学卒業以上」という採用条件に応募でき、就職には有利です。
- Q専攻科の学びには、どんな特徴がありますか?
- A短期大学から継続した学びができ、四年制大学同様の学士(文学)学位が取得できます。学修内容は歴史・文化に特化しているため、文学部のように、広範な学びができる点が挙げられます。
- Q専攻科ならではの特徴は、どのような点ですか。
- Aズバリ、少人数教育です。教員と学生の距離が近く、教員が学生の関心を理解し、細やかな指導ができる点です。
- Q歴史・文化を学ぶことの楽しさは、どのようなところにありますか。
- A様々な〈資料〉に触れながら、人間の歩んできた〈過去〉や生活の〈仕組み〉を発見するところです。
[専門科目] ※抜粋
- 専門的科目
- 文化史概論
日本宗教の歴史と文化
日本古代の歴史と文化
日本近世の歴史と文化
日本近代の歴史と文化
考古学特論
日本の考古学
中国の歴史と文化
西洋美学史
日本人の生活史
ドイツの歴史と文化
フランスの歴史と文化
アメリカの歴史と文化
日本女性史
西洋美術史演習
日本生活史演習
日本宗教史演習
日本文化史演習
中国文化史演習
西洋文化史演習
考古学演習
文化史総合演習
(学修総まとめ科目)
- 専門関連科目
- 哲学的人間論
日米比較生活論
衣生活文化論
食生活概論
住生活概論
生活経済学
家族関係学
- その他の科目
- 情報処理演習
社会調査法
英語特別演習Ⅰ
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