Educational features

教育の特徴

「人間守護」の理念、
それは、本学独自の家政哲学です。

郡山女子大学と家政学について

1947年、戦後の新しい大学制度の一環として、家政学部が創設されました。家政学部とは、大学において、家政学という学問分野を専攻する部あるいは組織をいいます。また、家政学部は、学科から構成され、学科として、(1)食物学科、(2)被服学科、(3)住居学科、(4)児童学科、(5)家庭経営学科などがあります。

さらに、家政学部は、広い領域諸科学―食物学、被服学、住居学、児童学、家政経済学―を統合した家政学という学問を学び、研究するものです。そして家政学及び家政学部の目的は、これらの領域科学を通して、人間生活の向上とともに社会の発展、人類の福祉に貢献することです。

本大学の家政学部は、(1)生活科学科 ―社会福祉専攻・建築デザイン専攻―、(2)食物栄養学科の2学科構成であり、この2学科で、上記の領域諸科学を学修することが可能です。本大学の家政学部の目的は、生活文化の向上と社会開発に寄与する専門職業人の育成、そして世界平和と人類の福祉に貢献することです。

短期大学部について

本短期大学部は昭和25年、日本初の短期大学173校の一つとして発足しました。時代のニーズに合わせ、女性の特性を活かした学びの分野である健康栄養学科、幼児教育学科、地域創成学科を設置し、多くの卒業生がそれぞれの個性を生かし活躍しています。

短期大学部の学びの特徴は、時代の変化や企画のニーズ、学生の要望を迅速にカリキュラムに対応しやすいこと、地域密着型のカリキュラムや研究テーマを取り入れやすく、関連行事も多いため、就職も地元とのかかわりが強く地域社会への貢献度が高いことです。短期間で専門性を身に付け、実社会で働きながらキャリアアップを図ることや、学んだことを基礎として、四年制大学への編入、新たな学びの分野へ進学、留学してグローバルな異文化を体験することなど多種多様な選択肢があり、セカンドステージに向けてチャレンジすることも可能です。目的が明確な人にも、ゆとりを持って自分探しをしたい人にも適した教育体が短期大学部の利点です。

大学院について

郡山女子大学は平成4年4月、大学院を開設しました。人間生活学研究科人間生活学専攻(修士課程)において人間生活学に関するスペシャリストの養成に努めています。昼夜開講制度を設け社会人への門戸も開き、さらに平成8年4月には家政学を究める博士(後期)課程を設置しました。本学独自の家政学を軸にした博士課程は全国でも例がなく、開学以来「人間守護」の哲学的理念を持った独創的な家政学を世に広めてきた実績が認められたものです。

平成14年度には論文審査をパスした5名に日本で初めての家政学博士の学位が授与されました。さらに、平成16年度に1名、平成20年度に2名、平成22年度に1名、平成24年度には1名に授与されています。

知識を高め、教養を深められる環境。
そして、学生を支援する数々のシステム。

芸術文化教育
創立以来続く、感性の教育
文化や芸術に触れる機会をつくろうと、創立以来「芸術鑑賞講座」と「教養講座」を実施しています。感動から得る人間性豊かな人材を育てる「感性の教育」があってこそ、美しい女性が育つのです。

■「芸術鑑賞講座」実施一覧(抜粋) 林家木久扇落語鑑賞会
イ・ムジチ合奏団演奏会
東京演劇集団風公演「ハムレット」
ベルリン交響楽団演奏会
劇団四季公演「ウェストサイド物語」
齋正機展~ふるさと・ふくしまとともに
腰越満美ソプラノリサイタル
日本画展

■「教養講座」実施一覧(抜粋) さかなクン「水環境とお魚のお話」
池上彰「ニュースから未来が見える」
藤森照信「自然を生かした建築」
有森裕子「よろこびを力に...」
毛利衛「素晴らしい地球人を育てるために」
玄侑宗久「作家であること、僧侶であること」
養老孟司「いのちを見つめる」
星野知子「『武士の娘』にみる日本女性の品格」

アドバイザー制
各クラスに1〜2名のアドバイザー(助言教員)がつきます。
アドバイザーは、学生の最も身近にいる教員として、入学から卒業まで、学生生活全般にわたる助言指導を行います。
アドバイザーが学生一人ひとりを理解し、見守ることにより、学生は安心感を持って学生生活を過ごすことができます。
リーダー輪番制
各学科により、リーダーとメンバーの役割を体験する集会の輪番制があります。教授との連携を図り「週一回の集会」をもって、討議や会議の進行の実際を学んでいます。
単位互換制度
大学にいて短大の科目、短大にいて大学の科目、学園内に設置されている放送大学の科目、郡山市内の日本大学工学部の科目、そして福島県内にある16の大学と短大での単位互換ができます。
科目等履修生制度
各学科は科目等履修生の制度を設け、広く一般の女性に勉学の機会を提供しています。
科目等履修生の課程で履修した単位は、教員免許を得るための単位として認定されるので、新たに免許状を取得する場合、あるいは他教科の免許状を取得する場合などに広く活用されています。
生涯学習講座
大学を卒業してもう一度学びたい人、家庭の主婦で学ぶ機会を求めている人のニーズに応えて“感性を磨き自分を向上させたい”という女性のための「生涯学習講座」を開講し、29年間続けています。
大学と短大の公開授業30講座から希望の講座を選び、学生と同じ机で学びます。受講した多くの女性が自己形成に役立たせています。
授業支援システム

大学と短大では、学生生活を支援する“新たな学生窓口”として『授業支援システム』を構築し、パソコンを通じて学生、教員、事務局がお互いに情報を共有する機能を拡充しました。

このシステムを活用することで学生はあらゆる学習資源を享受することが可能で、容易にシラバス情報の閲覧ができます。また、必要な情報(授業内容変更、休講のお知らせ)等をタイムリーに閲覧することもできます。さらに授業連絡、レポート提出、授業の質問も可能で、教員とのコミュニケーションが強化されます。

一方、教員もあらゆる学習資源の提供ができ、シラバス機能のレベルアップで、より充実した内容となりました。事務局でも、各種連絡の提示を学科別、学年別に一斉に流すことが可能になりました。特に就職部ではリアルタイムで求人情報を提供することで、就職活動の支援強化が図れます。

スポーツ栄養研究所
スポーツ力向上を食と栄養の視点でサポートし、同時に各年齢層における健康に対するスポーツの意義を研究します。
スポーツ栄養研究所が新設されました。
健康科学の一分野である「スポーツ栄養(学)」を学修・研究する機会を提供し、運動と食・栄養の面から幅広い世代の健康維持をサポートできる学生の育成を目指します。アスリートに対する栄養サポートや、保健施設における運動サポートの研究をすることは栄養士系や福祉系の学生にとって有益なものになるでしょう。
スポーツ栄養や広く健康科学に興味のある学生の皆さんは是非、本研究所を訪ねてください。

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