生活芸術科 専門科目の授業風景_2
2012.07.02生活芸術科
■火曜日 2年生の実技科目
[陶芸 Ⅰ ]
やきもの制作の基本技法からスタート。前回は粘土の練り方の一つ “菊練り” を練習しました。
今回は “紐造り・輪積み” という方法で湯のみを作っています。
直線や正円で構成されるシンプルな形の湯のみは、機能性だけでなく緊張感のある美しさが
魅力。柔らかい粘土で型を使わずにどこまで正確に表現できるか、実はとても難しいのです。
[彫金 Ⅰ ]
銀 (Ag950) の板を使って透かしのブローチやペンダントを作っています。
0.8mm厚の銀板を糸鋸で切り抜く “透かし” のコツは、「力」で切ろうとしないこと。
“ロウ付け” のガスバーナーや、汚れを落とすための希硫酸も初めて扱うものばかり。
やけどに注意して作業します。根性の “ヤスリがけ” でびっくりするほど作品がピカピカに。
こすると固くなるという金属の性質が実感できます。
[染色 Ⅰ ]
糊を防染剤に型紙を使う糊染めの技法(型染)を学んでいます。
まず “型彫” “紗張り” などの工程を経て型紙を作ります。長板に生地を糊付け(型置き)してから
“張り手” “伸子” をかけて乾燥させ、“色差し” 作業に進みます。
お互いの作品の仕上がりをイメージしながら、チームワークで取り組みます。