福祉協会長賞受賞 卒業生インタビュー [生活科学科 福祉]
2025.03.31ニュース学内ブログキャンパスライフ家政学部 生活科学科社会福祉専攻
令和6年度の卒業生で、日本ソーシャルワーク教育学校連盟優秀者賞を受賞された泉田さんと、日本介護福祉士養成施設協会会長賞を受賞された渡邉さんにお話を伺いました。
お二人ともこの春、生活科学科社会福祉専攻を卒業され、4月からそれぞれ地域で福祉の知識を活かした仕事に就きます。
インタビュアー(以下、インタ):受賞おめでとうございます!受賞されたお気持ちをひとことお願いします。
泉田さん(以下、泉田):最初全く知らないところから始まりましたが、4年生になって先生方と福祉の話をできるくらいになって…そうやって勉強した結果が受賞につながったと思うので、嬉しいです。
渡邉さん(以下、渡邉):授業で分からないことがあるとみんなで教えあったり、先生にすぐ聞けたので、知識がついて、自分の力になりました。それが受賞の形になったと思うので、みんなと一緒に勉強してきてよかったです。
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渡邉さん | 泉田さん |
インタ:お二人が、介護福祉、社会福祉を学ぼうと思ったきっかけはあるのでしょうか。
渡邉:小学校低学年の時に、父方の祖母が病気で寝たきりになり、自分も何かできたらと思ったのが1番のきっかけです。ちょうど母方の祖母が介護の仕事をしていて、身近に支援を受ける側とする側がいて、自分もこっちの道に進めば力になれると、介護福祉士を目指すようになりました。
泉田:もともと医療や福祉に興味があったのですが、当時の担任の先生から「(あなたは)相談とか人の話を聞く仕事が向いていると思うから、医療ソーシャルワーカーの道も考えてみたら?」と助言を受けました。人と関わるのが好きでしたし、自分にも向いてると思ったので、社会福祉を学ぼうと思いました。
インタ:渡邉さんは個人的な体験、泉田さんは先生からの助言で、それぞれ福祉の道を志したのですね。お二人とも4年間福祉についてたくさん勉強されたと思うのですが、実習も含めて、印象に残っている授業はありますか。
泉田:1番は実習ですね。4年次の病院での実習が1番印象に残っています。高校生の時から憧れてた場所でしたし、いろいろな専門職がいる病院だからこそ、幅広い知識が得られました。最初学校で学んだ知識しかなかったのですが、現場で必要な知識を吸収し、支援計画の発表を褒めてもらったことで、自信につながりました。この職業っていいなと思いましたし、患者さんとどう関わっていくかということに関して、実践でしか学べないことを学べたので、自分の成長を実感できました。
渡邉:私も特養(特別養護老人ホーム)での実習が印象に残っています。自分が理想とする介護と、実習指導してくださった方の考えが似ていて、ロールモデルというか、こういう職員さんになりたいと思いました。その方はよく「根拠ある介護が大事」と仰っていて、情報収集し、利用者さんが何を求めているか考えた上で支援をするのが大切だと、教えてくださいました。それから、左の力が弱い私は、どうやってシーツを使うと力が入りやすいかなど、自分に合った介助方法をご指導くださったのも、とてもありがたかったです。
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インタ:さて、お二人は卒業を迎えましたが、郡山女子大学で学んでよかったと思う点はありますか。
泉田:先生との距離が近いところですね。自分一人でやらなくちゃいけない場面も多い中で、先生方から声をかけてもらったり、相談しやすいと思えると、孤立せずに進められます。「実習でこういう人がいたのですが、先生だったらどう対応しますか?」と聞いて、2時間くらい語ったこともありました!それくらいの信頼関係があります。この良さは、4年間を通して感じました。
渡邉:私は、もともと女子大を選んだ理由に、少人数制の授業というのがありました。大人数の前だと緊張しますが、少人数なので、聞きたいことをすぐ聞けるところが魅力だと思います。先生たちも相談しやすい雰囲気で、ためらわずに相談できたこともよかったです。
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インタ:では最後に、福祉を学びたいと思っている高校生にメッセージをお願いいたします!
渡邉:何かきっかけがあって福祉を目指していると思いますが、福祉の専門職も色々あるので、一つに絞らず、周りの人に相談しながら、自分に何があっているのかを見つけて欲しいです。
泉田:高校から大学にステージが変わる時は、すごく悩むと思いますし、不安になることも多いと思いますが、自分一人でやろうとせず、周りから力を借りていけば、自分のやりたいことも見えてくるはずです。みんなに相談して、支えてもらいながら進んでください!
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泉田さん、渡邉さん、貴重なお話ありがとうございました!卒業後のご活躍を期待しています✨
2024年度 福祉No.21