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人間生活学科(生活・福祉・建築)建築⑰ 旧高畠駅舎の保存・活用に向けた調査が始まる!

2017.12.15家政学部 人間生活学科(現生活科学科)

 建築デザインコースの学生と教員は、高畠町の依頼により「旧高畠駅舎群」の保存・活用に向けた調査を実施しました。
 昭和9年建築の旧高畠駅舎は、奥羽本線と高畠町を結ぶために作られた高畠鉄道の中心駅として建てられました。旧駅舎は、地元産出された凝灰岩の高畠石(瓜割石)を主構造材とし、黄色味がかった特徴的な色彩と造形を持つ美しい建物です。敷地内には、高畠石で造られた倉庫や変電所、車庫などもあり、現在公園とサイクリング道路の一部として利用されています。
 平成28年に国登録有形文化財に認定されたことで町が活用に向けて動き出し、その調査を建築デザインコースで担当することになりました。
 調査は、駅舎群の図面作成です。建設時の図面がないため、手描きで図面を描き、一つずつ大きさを測る実測調査を行いました。調査中は全日雪や雨が降る最悪のコンディション。悴んだ手を温めながらなんとか全行程を終えることができました。
 今後は建物以外の調査も継続して実施し、旧高畠駅舎が地域のランドマークとして再生するための手助けをしていきますので、ご期待ください!

昭和9年建築の旧高畠駅舎。
高畠石を用いた美しい建築。
時より雪が舞う最悪のコンディション。
建物4棟を実測しました。
 
 
役場の方も一緒に調査を実施。
調査中に観光客がちらほら。
町の方から暖かいお茶とおやつの差し入れ。
心も温まりました。
 
 
調査の様子を山形県内のTVで取り上げて
くださいました。
地域の方が喜んでいただける活用が実現される
ことを楽しみにしています。

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