炊き出しの練習をしました。 健康栄養学科
栄養指導論の授業で、市販されている災害対応食を使って炊き出しの練習をしました。
非常時に備え、水や食料を備蓄する家庭も多いものと思われますが、将来の栄養士をめざして学ぶ学生たちも、手段の一つとして体験をしました。
栄養士として勤務していれば1日3食、食べてくださる方に滞りなく食事は提供する必要があります。今日は水が出ないので食事は給食はありません、と言うわけにはいかないのです。市販されている災害対応食を準備して、ごはんと汁物を作る体験をしました。箱を開け、中の指示書を読むところからすべて学生に任せ、お湯をわかしてわかめごはん50人分と山菜おこわ50人分、とん汁60人分を作りました。箱をあけてから食事を皆に分配するまでおよそ1時間15分。時間はかかりますがそれでも、ふだん毎食食べるごはんとなんら変わりないおいしいごはんが準備できました。とん汁の温かさには、平時でもホッとしました。
こういったことを実際にやらなくて済むことが一番ですが、いざと言うとき、さっと行動できる知識と技術を身につけました。