第219回芸術鑑賞講座は、東京演劇集団風の「ヘレン・ケラー～ひびき合うものたち」の公演を楽しみました。

新型コロナウイルス感染症の影響により控えていた演劇を鑑賞するのは４年ぶりで、風の前回公演「ジャンヌ・ダルク」（第206回）以来となりました。

三重苦の障がいを背負ったヘレン・ケラーと家庭教師アニー・サリバンの出会いから生まれた心のつながりが、家族や周囲の人の理解を得て、困難を克服しようとするヘレンへの真の愛情へと変わって行く。舞台上で繰り広げられる出演者たちのやり取りに胸を熱くさせられました。

終演後、学生たちが舞台に上がって実際に水を出すポンプや食卓のセットに触れながら、劇団の人々と懇談する機会もありました。