授業「キャリアデザインⅠ」(大学1年生対象、第13回)では、『わが子が「お友達」関係で悩まない本』（フォレスト出版　2017年）等の著者であり、教育カウンセラーとして国際的に活躍されている風路京輝（かぜみち　きょうこ）氏のお話を伺いました。

　幼少期に描いた夢に向かって努力し、紆余曲折を経て人との出会いを大切にした結果、現在のキャリアに繋がっているというお話でした。

　「東京の大学で外国語を学び国際的に活躍したいという思いが強かったが、家庭の理由で地元福島大学教育学部に進学し英語教育を学んだ。卒業後、県内の公立学校で38年間の教職経験を積み、退職後、米国の著名な作家ジャネット・アットウッド女史との出会いがあり、夢だった国際的に活躍する場を獲得することが出来た。

　現在の姿は、子どもの頃に描いた国連職員となって活躍するというものとは少し違うが、英語を通じて様々な国の人々と繋がりたいという夢は実現できた。県内で教師経験を積んだこと、夢を諦めなかったこと、やるべきことを精いっぱい頑張ったことが今の自分に繋がっている」ということでした。

　過去を踏まえて進みたいと思う未来を目指し、現在するべきことを考えるというキャリアデザインの方法論に通じるお話でした。

(講師は「キャリアデザインⅠ」授業担当者の1人、生活科学科教授・安田純子先生のお姉様)