本学と包括連携協定を締結しているJA福島さくらとの「地域貢献としての壁画制作」活動は、今年度で5年目となります。地域創成学科の必修科目であるプロジェクト演習の授業の一環として実施しているもので、この活動（№5）を選択した学生たちは協同活動の重要性や必要性を体験し、福島県産の果物や野菜などの農産物が抱える問題や、災害時の対応と復興についても学ぶ機会を得ました。

今年の原画は、収穫されたばかりの新鮮な野菜と果物が楽しそうに元気に歩いている様子を描いたものになりました。福島県の農産物の安全性や食の大切さなどを訴えながら、前向きに、これからもさまざまな困難を乗り越えて進んでいこうとする応援の気持ちがアピールされているとして評価され、選出されました。

東向きの現場は庇も短かく、昼過ぎまで日が当たり続けたことから、JAの方々が屋根代わりにブルーシートを設置してくださいました。

制作した4日間は35℃を超える日もあり、バケツやボールに作った大量の絵具には膜が貼り、温まったシャッターは筆の絵具の乾きが早まって塗りづらくなるなど、着色作業に支障が出たりしました。慣れない足場での昇り降りと、ヘルメットや重い安全帯を装着しての作業は、学生たちにとって大変でしたが、JAの方々のご厚意や励ましにより、怪我や事故もなく、今年も無事にシャッター壁画を完成させることができました。

表彰式では、JA福島さくらの方々から多くの感謝の言葉と記念品をいただきました。

学生たちの制作した壁画をぜひ、ご覧ください！　そしてこれからも、熱い声援をよろしくお願いします！

（現地：JA福島さくら安積総合支所成田倉庫）