４年生になると、学びの集大成としての卒業研究が大詰めとなります！このブログでは、災害時の車椅子使用者（高齢者や障害者など）の避難に関する研究をご紹介します(*^^)v

  災害のときにはエレベーターを使用して避難することができません。なので、スロープのない建物だと階段を介助しながら下ることになります。

  この学生は卒業研究として、大学で被災して避難する際に、車椅子に乗ってもらったまま担いだ方がいいのか、使用者と車椅子を別々に担いで避難した方がいいのか、実際の調査を通して支援者の立場から最も効率良く避難できる方法を調べています(/・ω・)/

おぶった方が 避難しやすい	車椅子は別の方が 運びやすい
階段が狭いので 移動が難しい	折りたたんだ方が 楽で早かった

  全ての校舎からの避難経路も、実際に車椅子に乗って確認して、どのルートが最も避難しやすいか調べました！

  校舎によっては階段を使用しなくてもスロープで避難することができますが、傾斜が急だったり段差があったりするので、避難する際には注意が必要だとわかりました。

渡り廊下	スロープ
段差発見！	車椅子は後ろ向き
介助する際の 加減が難しい	下り坂も 後ろ向きで進む

  震災のときも災害弱者である高齢者や障害者が逃げ遅れてしまった事例は残念なことにたくさんありました。日頃からシミュレーションして、しっかりと備えておくことが大切です。この卒業研究はとても意義のあるものだと思います。完成が楽しみです(*’ω’*)

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2023年度 学科 No.2