地域創成学科・地域創成プロジェクト演習「パブリックアートの鑑賞と活用」プロジェクトの所属メンバーで、地域の美術や美術活動の拠点について学ぶ事を目的として、9月24日に斎藤清美術館、喜多方市美術館、はじまりの美術館の見学を行いました。それぞれの美術館の見学の様子をご紹介します。

・斎藤清美術館

学芸員の伊藤たまきさんから、美術館の特徴と斎藤清さんについて、また地域と美術館の関りなどをお話しいただき、その後、企画展「こどもとたのしむ　こどもがたのしむ　さいとうきよしびじゅつかん」を鑑賞しました。

作品鑑賞だけではなく、美術館から眺める柳津町の景色、版画体験、柳津町の散策など、多くの楽しい体験がありました。

・喜多方市美術館

美術館に隣接した喜多方プラザを会場に、学芸員の臼井奈美さんに喜多方市美術館の特色や地域での取り組みについて説明していただいた後、美術館に移動し、詳しい解説を聞きながら企画展「とべ！とべ！ぺんぎんたち　齋藤槙　えほん展」を鑑賞しました。絵本の原画の色彩に魅了されながら、童心にかえって展覧会を楽しみました。

・はじまりの美術館

学芸員の大政愛さんに美術館の特色や目的、美術館とこれまでの地域との関りなどを説明していただき、美術館やアートが果たす地域での役割について理解を深めました。

開催中の企画展「物語ることも、物語らないことも、物語れないことも」は、出品アーティストの本田正さんのお話しを聞く機会にも恵まれ、はじまりの美術館の「表現を楽しむ、つながりの場」というコンセプトを強く感じることができました。

今回は会津地方の3つの美術館を中心に、アートと地域の繋がりを学びながら、美術館周辺地域の魅力に気付くとても有意義な機会となりました。お忙しい中、地域創成学科の学生に合わせて解説などご準備くださり、ご対応くださったそれぞれの美術館のみなさま、大変ありがとうございました。今回の経験をこれからのプロジェクト活動や美術館との関わりにつなげていきたいと思います。