9月23日、生活科学科主催の市民講座「暮らしの1ページ」が開催されました！
  「暮らしの1ページ」は、福祉・建築・教職の教員が、それぞれの専門性から、生活を新たな視点で捉えるためのお話をさせていただくイベントです。

  今年度の第1部は「多様な状況にある人々の権利を擁護する成年後見制度とはー自分らしく地域で暮らし続けるためにー」と題し、近内直美先生から、成年後見制度の概要や利用状況、事例などについてお話いただきました。
  “何かあった時”に利用できる制度があること、そしてその制度は自分らしく生きるため、本人の意思が尊重される仕組みになっていることが分かりました。

  第2部は「青年たちの協同生活の意味を考えるー下村湖人と『次郎物語』第5部ー」でした。
  野口周一先生の解説とともに、軍国主義的な時代の中、自ら考える力を育む必要性を論じた小説を読み進め、今の教育にも通ずる理念を感じました。

  第3部は「これからの住まいと暮らしを考える」をテーマに、時代によって変化してきた家族と住まいのカタチについてお話いただきました。
  阿部恵利子先生のお話を通して、これからの時代は住まいと地域のつながりも大切になること、また“住み手が主体的に住まいを育てる”重要性を学びました。

  ご来場いただいた市民のみなさま、どうもありがとうございました。

  福祉・建築デザイン・教職の学びに関心がある方は、ぜひ10月7日・8日に開催されるもみじ会にお越しください！お待ちしております✨

  2023年度 学科 No.5