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健康栄養学科です♪阿武隈高地の凍み餅を【たべる】シンポジウム

2024.02.28ニュース学内ブログ健康栄養学科

2月23日(金)に、福島市土湯温泉の「YUMORI ONSEN HOSTEL」で一般財団法人飯舘までい文化事業団が主催する「阿武隈高地の凍み餅を【たべる】シンポジウム」が開催されました。
シンポジウムは3つのSessionから構成されており、それぞれのSessionは #1「つくる」、#2「たべる」、#3「つなぐ」のコンセプトが掲げられています。本学科は、#3「つなぐ」を担当し、小林先生を中心に凍み餅カフェの運営を會田先生と学生6名で行い、凍み餅を次世代につなぐ取り組みとして、凍み餅の新しい食べ方として提案するスィーツを来場したお客様にご提供しました。
健康栄養学科では2017年から、葛尾村で凍み餅を若い人たちにも食べてもらいたい、凍み餅の認知度を上げたいと、葛尾村でのイベントごとに凍み餅をさまざまなスイーツにアレンジして提案し、紹介しています。今回は、このシンポジウムに多く参加してくださった同じ凍み餅文化を持つ阿武隈山地の方々に向け、「ずんだ餅・じゅうねん味噌餅」「笹まんじゅう」「カスタードチョコパイ」「黒糖と南瓜の蒸し饅頭」「さつまいもドーナツ」「タンユエン」の6品を準備し、そこに緑茶・ほうじ茶・ゆず茶・コーヒー・紅茶から好きなドリンクをお客様に選んでもらいセットにして提供しました。洋風に仕上げた「カスタードチョコパイ」や台湾スイーツ風の「タンユエン」が人気でした。Session#1と#2は福島大学が運営し、凍み餅藁編み体験や各Sessionのインタビューアンケート、飯舘村で定期的に運営している「村民食堂」のお弁当提供を行い、学生同士の交流も見られました。

参加した学生と小林先生

お客様をお待たせしないよう手際よく

人気のあった凍み餅を使った「チョコカスタードパイ」

その地域の特色が色濃くあらわれる食文化を次世代に繋いでいくために、伝統を残しながら若い世代の人たちにも受け入れてもらう工夫はとても重要だと考えています。効率と利便性を追求する現代において、若い人たちには先人の丁寧な手仕事や生活の知恵はもしかすると古臭く映るかもしれません。でも、ふと立ち止まってみてください。凍み餅に限らず、その地域の食卓に上がるもの1つひとつに、その土地の生活や文化、人の思いがたくさん詰まっています。学生の皆さんには、そのメッセージを受け止め、さらにつないでいきながら、自分の生まれ育った土地を大切に思える、そのような人に成長してもらいたいと思います。


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