復興の灯火プロジェクト2025|開催報告 郡山女子大学短期大学部が地域とともに
2025.03.15イベントニュース学内ブログ健康栄養学科幼児教育学科チャイルド・ミュージックコース地域創成学科
2025年3月11日、福島県郡山市のJR郡山駅西口駅前広場にて「復興の灯火プロジェクト2025」が開催されました。本イベントは、郡山女子大学短期大学部が主催し、東日本大震災の記憶を次世代へ伝え、地域文化を継承することを目的とした復興支援プロジェクトです。今年も本学の学生が積極的に参加し、地域とともに支え合う大切な機会となりました。
学生たちの活動と地域への貢献
本プロジェクトには、郡山女子大学短期大学部の各学科の学生がさまざまな形で参加しました。
地域創成学科の学生は、灯ろうづくりやNPO法人みんぷくのワークショップに参加し、復興公営住宅の方々や地域の方々と交流しました。また、当日の運営スタッフとしても活躍し、スムーズなイベント進行に貢献しました。
幼児教育学科チャイルドミュージコースの学生は、音楽演奏を担当し、灯ろうの幻想的な光とともに訪れた方々に感動を届けました。
健康栄養学科の学生は、キャンドルナイトの企画の一環として防災食のブースを運営し、来場者に防災への意識を高めてもらう機会を提供しました。
灯ろうに込められた想い
今年の「復興の灯火プロジェクト」では、郡山市内の小・中・高校生、復興公営住宅の住民、書道会、地域の方々が制作した約370基の灯ろうが展示されました。
これらの灯ろうは、福島県の伝統工芸である海老根伝統手漉和紙を使用し、それぞれの想いが込められています。
また、会場で行われた学生による演奏は、訪れた方々に感動を与えるひとときとなりました。
灯ろうの光と音楽の調和が、震災の記憶を未来へつなぐ象徴的な時間を作り出しました。
地域との協力と支援の輪
本プロジェクトは、郡山市、福島県、海老根伝統手漉和紙保存会、NPO法人みんぷく、郡山市社会福祉協議会避難者生活支援室など、多くの団体の協力のもと開催されました。特に、避難者の皆さまや生徒・学生が関わることで、震災の記憶を共有し、地域のつながりを深める機会となりました。
未来へつなぐ「復興の灯火」
震災から年月が経過し、記憶の風化が懸念される中で、「復興の灯火プロジェクト」は、震災の教訓を伝え、地域文化を守りながら、新たな世代へと想いをつなぐ大切な場となっています。
来年の開催に向けても、より多くの方々にご参加いただけるよう、充実したプロジェクトを目指して準備してまいります。
今年ご参加いただいた皆さま、ご協力いただいた関係者の皆さま、本当にありがとうございました。