双葉町の新成人の想い出をつなぐ再生品を製作・贈呈へ
短期大学部地域創成学科の「つなぐデザインプロジェクト」で取り組んだ双葉町「環境再生」デザインプロジェクトの最終報告会が12月25日、同町産業交流センターで開かれました。
2年生のプロジェクト演習の一つで小松太志准教授が指導する学生5人が、環境省の委託を受け、東日本大震災と原発事故からの復興途上にある双葉町に由来する再生品を作る企画に取り組みました。震災当時、町内の2つの小学校に通っていた同世代の新成人に、ふるさとの想い出をつないでもらおうと、両校に残されていた紅白幕やカーテンを素材にした記念品を作りました。
報告会では製作した巾着、ロール型ペンケース、包み布を披露。名物の双葉ダルマや国史跡の装飾古墳の壁画の一部をデザインし、学生たちが自らミシンや針仕事で作った品に託した思いを語りました。5人の学生は佐藤和世さん、佐藤祐理さん、菅野香子さん、久保田朱莉さん、西塚笑子さんです。
記念品は1月3日に行われる双葉町の成人式で54人の新成人に贈られます。