【地域創成学科】磐梯山ジオパーク訪問と猪苗代町西舘地区防災まち歩きを実施しました(No5 数理モデリングとシミュレーションプロジェクト)
2024.10.13ニュース学内ブログ在学生・卒業生向け地域創成学科
地域創成学科「No5 数理モデリングとシミュレーションプロジェクト」では、去る2024年6月8日(土)に、磐梯山ジオパーク協議会のご協力のもと、「磐梯山ジオパーク訪問」と「猪苗代町西舘地区防災まち歩き」を実施しました。
このプロジェクトでは、地域が抱える防災や減災のニーズに対して、数理モデルやシミュレーション技術を活かして貢献することを目標に活動しています。今回のジオパーク訪問とまち歩きの目的は、長瀬川沿いの地域を実際に訪れ、防災計画作成の背景や環境に関する実地学修を行うことです。特に、2023年度に防災計画が策定された猪苗代町西舘地区において、過去の災害との関連も確認しながら防災マップに沿ってまち歩きを行い、防災を通じたまちづくりや互助活動の理解に有益なフィールド体験を積むことを計画しました。
当日は気持ちの良い青空のもと、プロジェクトチームの学生メンバー4名が、磐梯山ジオパーク協議会事務局の方々から、1888年噴火の被災の影響とその後の復興の歴史に関する説明を直接受けることができました。そして、おすすめの農家レストランでの昼食を挟んだのち、午後は猪苗代町西舘地区の防災まち歩きを、私たちプロジェクトチームがリードして行いました。一時間弱の防災まち歩きでは、平成の水害時に長瀬川が破堤した箇所や、地区の指定避難場所の位置などを、現場で実際に確かめることができました。参加した学生からは、過去と現在を学ぶことから未来の防災・減災に向けた課題がより実感できるようになったと、充実したコメントを聞くことができました。

磐梯山ジオパーク協議会事務局(北塩原村自然環境活用センター内)で協議会専門員の方からジオパークについての説明を受けるプロジェクトメンバー

磐梯山噴火で起こった泥流で甚大な被害を受けた長坂地区についてジオパーク専門員の方から説明を受けるプロジェクトメンバー

磐梯山の噴火で生じた「見祢の大石」の説明をジオパーク協議会専門員の方から伺うプロジェクトメンバー

西舘地区長瀬川堤防沿いを防災まち歩き中のプロジェクトメンバー(左4名)とジオパーク協議会事務局の方々
当日のスケジュール
8:00 JR郡山駅前集合
9:30 現地着
・磐梯山ジオパーク協議会事務局からのガイダンス
・見学:日本赤十字社の平時災害救護発祥の地(裏磐梯五色沼・毘沙門沼)
・見学:猪苗代町長坂地区の災害復興エリア
・見学:猪苗代町見祢地区「見祢の大石」
12:00-13:00 猪苗代町見祢地区で昼食(@農家レストラン結)
13:00-14:45 猪苗代町西館地区まち歩き(地区防災マップを参考に)
15:00 現地発
16:00 JR郡山駅着
以上