笹山原遺跡発掘だより 6
2015.05.15文化学科
5月14日(木)晴天。
発掘調査は順調に進行しています。
平安時代の竪穴住居発掘も終盤。
ベルトを除去し床面を精査したところ、住居のほぼ中央に直径30cmほどの円形の穴が確認できました。
これはロクロピットかもしれません。
この竪穴住居は土師器(はじき)工房かもしれません。
明日、この円形の穴を掘ります。
今回はラテックスを用いた土層断面転写と遺構型取りを実施しました。
断面転写は成功。
遺構型取りは補強材の発砲ウレタンが不足でした。
対策を考える必要があります。
平安時代の遺構がない場所は掘り下げを進めています。
3層上面まで到達しました。
旧石器も少し見つかり始めました。

平安時代の竪穴住居

遺構型取り

発砲ウレタン噴射