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人間生活学科(生活・福祉・建築)生活総合コース②_「生活者・消費者視点の仕事の実際」を学んだ講演会

2017.06.30家政学部 人間生活学科(現生活科学科)

毎年、外部講師をお迎えして行う講演会、今年は消費生活アナリストとしてご活躍の板倉ゆか子先生(元国民生活センター総務企画部調査役)による講演会でした。演題は、「生活者・消費者の立場に立つ仕事とは ~消費者・生活者視点の仕事の実際~」です。

板倉先生は、国民生活センターでの長年の経験から、①生活者・消費者視点に立った仕事の事例紹介、②生活者視点・消費者視点の生かし方、③女性の強みと弱みを把握して組織で力を発揮する方法、についてお話し下さいました。

国民生活センターでの主な仕事である商品テストやその結果を公表する業務経験をたくさんの事例を交えながら、わかりやすく紹介されました。その中で、家庭生活での主婦体験や消費者としての体験が活かされ、これがとても重要であること、すなわち、「消費者・生活者として主体的に動いた経験が実体験に基づくために説得力を持つこと」、が生活者視点・消費者視点の基本であり女性の強みにつながる、と強調されました。さらに、一番詐欺行為を受けやすいのは10代、20代であり、おかしいなと思ったら3桁の電話番号「188(いやや!)」にかけて相談するように、というアドバイスも受けました。

また、板倉先生は講演の最初に、「傾聴しているフリをして聞いてください。傾聴とは、話し手のお話をそのまま受け止めながら聴くことです。」と説明されました。これから実習や就職活動で人との関わりが多くなる学生にとっては、傾聴し話し手が話しやすい態度で臨むこと、すなわち、うなずきとあいづち、オウム返し、共感のことば、効果的な質問など、相手を尊重し理解しようとすることの大切さに気づかされました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回の講演会で学んだ内容は学生生活を通してさらに深め、「生活者・消費者視点で仕事に取組むことができること」を強みとして就活に臨み、社会ではこれらの視点を活かして活躍すること、が期待されます。

 

 

 

 

 


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