OG Interview
社会で輝く先輩たち
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矢祭町学校給食センター勤務
栄養技師
平成28年度大学
家政学部食物栄養学科卒業
大越 美穂さん
給食を「生きた教材」として
子どもたちへ食べることの大切さを届けたい。
私は食べることが遅く給食が苦手でしたが、中学校の先生の一言から「学校の栄養士」の存在を知り、給食に関心を持つようになりました。大学時代は「やりたいことは、必ずやる」と決め、栄養教諭一種免許を目指し管理栄養士課程と教職課程を、就職活動中は国家試験の勉強を並行して進めました。時間的に大変でしたが、先生方のサポー
トのおかげで乗り越えることができたと思っています。
職場では、給食管理学で実習した献立作成、発注、提供の流れが毎日続きます。また、食育の授業では教職課程の学びが役立っています。学校栄養職員は一人職ですが、子どもたちが笑顔で「おいしかったよ」「どうやって作ったの」と駆け寄ってくれるたび、この子たちのために頑張ろうと思えます。
子どもたちの食生活を少しでも良くできるよう、給食を「生きた教材」として食育を進め、卒業後に「もう一度食べたい」と言ってもらえる給食づくりが、今の目標です。
卒業生に聞いてみたい3つのコト
- Qどうして現在の仕事に就いたのですか?
- Aすべての実習を終え、自分は誰のために給食を作りたいのかを考えたとき、一番に思い浮かんだのが子どもたちの笑顔だったことが決め手となりました。
- Q国家試験の勉強はいつから始めどのような対策をしましたか?
- A本格的に国家試験の勉強を始めたのは3年の後期だったと思います。今までに受けた全ての模擬試験の問題を解き直し、自分が苦手とするジャンルを見つけ、それを一つずつ克服していきました。
- Q現在の仕事の魅力を教えてください。
- A子どもたちの成長を見ることができるのが一番の魅力です。給食はみんなを笑顔にするパワーがあると言ってくれる先生方と一緒に奮闘する毎日です。